こんにちは!
前回の記事では生活を荒らす代表的な害虫・害獣をご紹介いたしましたが、今回は人の生命や身体に被害を及ぼす可能性の高い害虫・害獣をご紹介させていただきます。
スズメバチ・その他ハチ
スズメバチは非常に攻撃性が強い厄介な害虫です。
主に屋根裏や軒先、庭にある樹木の空洞などに巣を作り、秋頃には雄バチや翌年の女王バチが加わることで巣が大きくなる傾向にあります。
ハチが好む場所は日陰です。また雨風がしのげる場所を優先的に探します。
理由は雨で羽が濡れてしまうと羽が重くなり飛べなくなるということからハチは水を嫌います。
水が弱点だからとホースで撃退することを考えがちですがその行為はとても危険です。
ハチは攻撃性や威嚇性が強く、巣の大きさ寄っては1000匹程生息している場合があるからです。
基本的には攻撃しなければ攻撃してこないハチですが巣に近づいたり、水をかけたり、手で払ったり、大声を出すことで怒らせる可能性があります。
また黒いものに攻撃する傾向があるので黒い衣服で近づくことも危険です。
対処の仕方を間違え、もしスズメバチに刺された場合、アナフィラキシーショックを起こし、めまい、意識消失や血圧低下や呼吸困難になり最悪の場合、死に至るケースもあります。
もし、ハチの攻撃にあった場合は身を低くして背中を向けゆっくり場所を離れることを心がけましょう。
ハチの巣を発見した場合は、害虫駆除業者に依頼することをお勧めいたします。
セアカゴケグモ
クモの中でもセアカゴケグモは毒を持つ危険性のある害虫です。
その名の通り胴体の背中からお腹にかけて赤い模様が入っています。
本来は熱帯地域に生息しており原産地オーストラリアの特定外来生物です。
日本国内では1995年11月に大阪府高石市で初めて発見され、2015年9月時点で42都道府県で確認されています。
日当たりのいい場所や比較的暖かい場所を好み植木鉢の裏やベンチの下、フェンスの隙間、ガードレールの支柱などに生息しています。
小型で攻撃性は低いですが素手で触ると咬まれる可能性があります。
もしセアカゴケグモに咬まれた場合、ハチと同じく激しい痛みからアナフィラキシーショックを起こす可能性があります。
基本的には殺虫剤で対処できる害虫なので見つけた場合は触らず殺虫剤で対処しましょう。
アライグマ
見た目こそ可愛いアライグマですが、その見た目とは裏腹にかなり攻撃性が強く、感染病を持つ危険性の高い害獣です。
アライグマが危険な理由の一つは、「アライグマ回虫」というアライグマを宿主とする寄生虫が人に感染する可能性があるということです。
街中で見かけることは珍しく、発見した際に安易な気持ちで近づくことでアライグマの糞から宙に舞うアライグマ回虫が呼吸器を通り空気感染してしまった場合、神経障害、歩行・会話障害や視覚障害による失明、脳の障害、発育障害を引き起こす可能性が高く、国内に治療するワクチンが無いため、それらの症状が進行することで後遺症が残ったり死に至るケースも少なくありません。
野生のアライグマは名前の通り水辺を好み山林などに生息しますが、その他にも市街地や建物内まで幅広く出没します。
雑食で人が食べるものや、昆虫、鳥や小動物を捕食し、糞尿を撒き散らしながら動き回ります。
とても不衛生で体毛に寄生虫やマダニなど沢山の病原菌を持っています。
発見した場合は近づかず駆除業者に連絡することをお勧めします。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した害虫・害獣は安易に近づいたり、間違った対処法を行うことで、最悪の場合死に至ることもあります。
発見時は落ち着いて早急に駆除業者に依頼することをお勧めします。