遺品整理や生前整理のタイミング、引越しなど、さまざまな事情で仏壇を手放さなければいけなくなることもあります。
しかし、いざ手放すとなったときに、ご先祖様や故人を祀る大切な仏壇を「どうやって処分すればいいの？」と悩んだり、捨てるのを躊躇ったりしてしまう人も多いのではないでしょうか？
今回は、多くの人が悩みやすい仏壇の処分方法について紹介します。
方法1．お寺で供養してもらう
お寺で仏壇を供養してもらうのは、最も一般的な方法と言えます。
日本には様々な宗教や葬儀の形がありますが、仏壇がある家の場合は菩提寺があるはずです。
菩提寺とは、自分の先祖代々のお墓があり、法要や供養などでお世話になっているお寺のこと。
仏壇の処分を菩提寺にお願いすることで、宗派に則った儀礼で供養してもらえる安心感があるでしょう。
もし菩提寺がない・分からないという場合は、近くのお寺に相談してみてください。
費用については「お布施」という形で渡すことになります。
具体的な金額が分からない場合は、直接相談してみるのも良いでしょう。
ただし、お寺によっては檀家以外の仏壇供養を断っていたり、地域の条例上引き取りやお焚き上げができなかったりすることもあります。
方法2．仏具店で処分してもらう
仏壇の処分や、仏具の下取りサービスをしている仏具店もあります。
「菩提寺では仏壇供養ができなかった」「遠方に住んでいるので日程調整が難しい」などの場合は、仏具店に相談するというのも1つの方法です。
段取りや料金も決まっている場合がほとんどなので、手続きもスムーズに進むでしょう。
他の方法に比べて費用は少し高くなる傾向がありますが、お店によっては新しい仏壇を購入することで、割安で引き取りしてくれることもあります。
「マンションにおけるくらいの、小さいサイズの仏壇への買い替えを検討している」など、新しく購入を考えている人は仏具店に一度相談してみるのも良いでしょう。
方法3．粗大ゴミとして処分する
仏壇は、粗大ゴミとして処分することも可能です。
「大切にしていた仏壇を粗大ゴミに出すなんて…」と思う人もいるかもしれません。
しかし、閉眼供養という仏様の魂を抜く儀式をして、仏壇をただの「箱」に戻してから処分するのは、宗教上特に問題になることはありません。
自治体のルールに従って、回収サービスの利用や持ち込みをすることで、他の方法より安く処分することができるでしょう。
ただし、回収できるモノの大きさや重さが制限されている可能性もあるので、事前にチェックしておきましょう。
また、大きな仏壇を持ち運ぶのは大変なので、自分でゴミ収集センターなどに持ち込む場合は、ケガをしないようにくれぐれも注意してください。
方法4．仏壇のリメイクをする
大切な仏壇を捨てるのではなく、リメイクするという方法もあります。
仏壇をクリーニングして綺麗する以外にも、ダウンサイジングしてコンパクトにしたり、マンションにも合うようなモダンなデザインにリメイクしたりしてくれる工房や仏具店も増えてきています。
代々受け継がれてきた仏壇には上質な材料が使われていることが多く、工芸品としての価値が高いものも。
「新居には仏壇をおくスペースがないから…」と泣く泣く諦めるのではなく、大切にしたい仏壇はリメイクするのも1つの方法として考えてみてはいかがでしょうか？
ジュエリーなどの貴金属が受け継がれて、新たにリメイクして使い続けられるように、仏壇もリメイクすることで次の世代まで残せるものになりますよ。
方法5．業者に依頼して処分する
仏壇を処分するのは、引越しや遺品整理、生前整理などのタイミングが多いもの。
不用品回収業者の中には、片付けの時に出た他の不用品や粗大ゴミなどと一緒に引き取ってくれる業者もあります。
遺品整理や生前整理のサービスを行う業者も、仏壇の処理に対応しているところが多いです。
「付き合いのある寺がない」「一気に片付けてスッキリさせたい」という場合は、業者に依頼するのも良いでしょう。
しかし、中にはきちんと供養などをせず、仏壇を雑に扱う業者もあります。
トラブルを避けるためにも、依頼する前に仏壇の性根抜きに関することや処分方法、提携先寺院などがあるかなどについて確認して、信頼できる業者を選ぶことが大切です。
遺品整理や生前整理の中でも、特に処分に悩んでしまう仏壇。
自分や家族の想いを大切にしながら適切な形で処分することで、気持ちもすっきり整理できるのではないでしょうか？
遺品整理・生前整理のサービスを承っているプラウドでは、お性根抜き・お仏壇処理もお任せいただけます。
プラウドでは提携寺院にて、大切なお仏壇の供養から処分まで、全て責任を持って請け負っています。
「自分では気持ちの整理がつかない」「遠方に住んでいるので、なかなか遺品整理が進まない」など、お困りのことがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
