20代や30代の若いうちから、生前整理を始める人が増えています。
「まだ自分には関係ない」と思っていても、突然不慮の事故や災害に巻き込まれる可能性もゼロではありません。
今回は、働き盛りの若い世代も生前整理をしておくべき理由について紹介します。
若いうちに生前整理を始めるメリットとは?
「生前整理は老後にやるもの」と思っている人が多いかもしれませんが、若い世代が終活をすることには大きな意義があります。
まずは、20代・30代の若いうちに生前整理を始めるメリットについて考えてみましょう。
万が一に備えられる
若く健康であっても、予想できない災害や不幸な事故に巻き込まれる可能性はあります。
突然亡くなってしまった場合、残された家族はさまざまな手続きや遺品整理などに追われることになるでしょう。
万が一のことが起きても、あらかじめ身の回りを整理しておくことで家族の負担を減らし、自分自身も安心できるはずです。
気力・体力に余裕がある
20代・30代の若い世代は、気力や体力が充実しています。
老後に生前整理をしようと思っても、判断力が鈍ってしまったり、体力が落ちていて作業がはかどらなかったりすることも。
年齢を重ねると、身の回りを整理しようという気力さえ失ってしまう可能性もあります。
気力・体力に余裕があるうちに生前整理をすることで、自分にとって本当に必要なものとそうでないものがハッキリと判断できるはずです。
自分の人生を考えるきっかけになる
若い世代が生前整理をすると、自分の人生について考えるきっかけにもなるでしょう。
人生の終わりに向けて行う生前整理では、「ゴールに向かってどのように歩いていくか」「どんな最期を迎えたいのか」を考える必要があります。
そのためには、今までの人生を振り返ったり、これからどうすれば理想的な未来を実現できるのかを考えたりしなければいけません。
生前整理で理想のゴールが見えると、そこに辿り着くまでのライフプランや自分がやりたいことなども、自然と見えてくるはずですよ。
若い世代が生前整理をするときのポイント
生前整理は若いうちに始めるほうが、ゆっくり時間をかけて取り組むことができるでしょう。
「片付けが苦手」という人も、まずは生前整理のことを知ってみてくださいね。
それでは、20代・30代が生前整理をするときのポイントについて紹介します。
必要なもの・不要なものを判断する
生前整理では、必要なもの・不要なものを判断して分けていきます。
身の回りから不要なものがなくなると、毎日を快適に過ごせるようになるでしょう。
「断捨離しなければいけないの?」と思われるかもしれませんが、必ずしも捨てる必要はありません。
「今は必要ないけどまだ捨てたくない」というものは、「1年使わなかったら捨てる」などのルールを決めておくのも1つの方法。
また、捨てるのには抵抗があっても、リサイクルショップやフリマアプリなどで売ってお金に換えるのであればスムーズに処分できるかもしれませんよ。
デジタル遺品を整理する
モノだけでなく、デジタル遺品になるものを整理しておくことも大切です。
デジタル遺品には、ネットで登録したIDやパスワード、ネットバンクや有料サービスのアカウント情報、パソコンやスマホに保存している画像やファイル、デジカメのデータなどが含まれます。
いざというときに家族が困らないように、IDやパスワードは紙に書き残しておいたり、見られたくないデータは消去したりして、日頃から整理しておくようにしましょう。
貴重品はまとめておく
「防犯対策で貴重品はバラバラに保管している」という人も多いかもしれませんが、できるだけまとめて保管しておくのがおすすめです。
印鑑、通帳、保険証書、家賃や公共料金に関する書類などの重要なものは、一ヵ所に固めておくと、万が一のことがあっても安心でしょう。
エンディングノートを作成する
「遺言書を作るのは早いけど、何かやっておきたい」という場合は、エンディングノートを作成しておきましょう。
エンディングノートは遺言書のような法的効力はありませんが、介護や医療の希望、葬儀の希望、自分が持っている財産、家族へのメッセージなどを残すことができます。
エンディングノートの内容はいつでも変えられるので、若いうちから作成していても損することはないでしょう。
ライフプランを立てる
生前整理で自分の人生を振り返ったり、理想的なゴールを考えたりしているうちに、これからやりたいことや目標などが見えてくるでしょう。
「〇歳までにマイホームが欲しい」「子どもは〇人欲しい」など理想のライフイベントや夢を書き出したり、やりたいことに必要な費用などを調べたりして、ライフプランを立ててみてください。
ファイナンシャルプランナーに相談することで、より具体的な将来設計ができるはずですよ。
若いうちから生前整理をしておくことで、万が一のことがあっても家族に負担をかけずに済むでしょう。
また、自分自身がより良い人生を生きるためにも、生前整理をしておくことは大切です。
「部屋の片付けついでに一度整理したいけれど、十分な時間を確保できない」という場合は、業者に依頼するのも1つの方法。
大阪の遺品整理PROUD(プラウド)では、生前整理や清掃、ゴミ屋敷片付けも承っています。
生前整理についてお考えの方は、ぜひお気軽にPROUDまでご相談ください。