遺品整理業者を探していると「遺品整理士が在籍しています」といった紹介をしているサイトを見かける機会が多いかもしれません。
「遺品整理士」と聞くと、なんとなく遺品整理のプロというイメージはありますが、実際にはどのような資格なのでしょうか？
今回は遺品整理士の仕事内容や、遺品整理士が在籍する業者に依頼するメリットなどについて紹介します。
遺品整理士とは？
「遺品整理士」という資格は国家資格ではなく、民間資格です。
また遺品整理の専門家として取得できる資格は「遺品整理士」と「遺品整理アドバイザー」の2つになります。
「遺品整理士」は遺品整理士認定協会が発行する資格、「遺品整理アドバイザー」は日本遺品整理協会が発行する資格です。
資格を持たなければ仕事ができないわけではありませんが「遺品整理士」や「遺品整理アドバイザー」の資格を持つ人は、認定講座を受講し専門的な知識を持った遺品整理のプロフェッショナルと言えます。
遺品整理士の仕事内容
遺品整理士の仕事内容とは、具体的にどのようなものなのでしょうか？
遺品の仕分け作業
遺品整理士が行うのは、まず遺品の仕分け作業です。
貴重品や重要書類、定期購入しているもの、親族と相談して形見分けする遺品、買取できる遺品、処分する遺品などに仕分けていきます。
遺品は家族の思い出が詰まった大切なものなので、「勝手に廃棄された」というトラブルが起きないように、遺族と話し合いながら丁寧に作業が行われます。
遺品の適切な処分
仕分け作業が終了したら、遺品を適切に処分します。
遺品整理士が在籍していない悪質な業者に依頼してしまうと、不用品として回収してもらったはずの遺品が不法投棄されていたり、乱暴に扱われたりして遺族が悲しい思いをすることも。
きちんとルールに則り、廃棄やリサイクルなど適正な処分を進めることも遺品整理士の大切な仕事です。
遺品の供養
手放すことになったとしても、遺品はただの不用品ではありません。
人形や写真、思い出の品など、簡単に処分できないものは、寺院などでの供養をすすめることも遺品整理士の業務です。
菩提寺がない場合は提携先寺院を紹介するなど、供養の手配も遺品整理士の仕事になります。
遺品整理士に依頼するメリット
自分で遺品整理をするよりも、遺品整理士在籍の信頼できる業者に依頼する方が良いこともあります。
それでは、遺品整理士に依頼するメリットについてチェックしてみましょう。
短時間で遺品整理ができる
遺品整理士が在籍する業者に依頼することで、短期間で遺品整理が完了します。
思い出が詰まった遺品を整理するのは、想像以上に時間がかかるもの。
また遺品によっては処分するのが難しかったり、不用品の分類に困ったりすることも。
遺品整理士が在籍している業者は、遺品の仕分けから処分、供養までお任せできるので、時間に余裕がない人にもおすすめです。
体力的負担の軽減
遺品整理では大型家具や電化製品などを運ぶ機会も多いので、体力も消耗します。
また、1日中片付け作業をするのも重労働です。
高齢の人や体力に自信がない人、持病がある人などは、ケガなどのリスクもあるので、プロにお任せする方が良いかもしれません。
精神的負担の軽減
遺品整理をしていると、故人との思い出が次々とよみがえってきます。
「思い出すたびに悲しくなる」「まだ大切な人を失った現実と向き合うことができない」という場合は、遺品整理士が在籍する業者にお願いすることで、精神的な負担を軽くすることができるかもしれません。
経済的負担を減らせるケースも
故人の家と自宅が離れていると、遺品整理に通うための交通費もかかります。
また故人が賃貸に住んでいた場合は、遺品整理が長引くとその分の家賃も負担しなければなりません。
遺品整理を業者にお願いするにもお金がかかりますが、依頼した方がトータルで考えると経済的な負担が少なくなる可能性もあるでしょう。
悪質業者を見分けられる
遺品整理士が在籍しているかどうかは、悪質業者を見分ける1つのポイントになります。
遺品整理は遺品整理士の資格がなくてもできるので、悪質な業者も参入しやすい業種と言えます。
悪徳業者に依頼してしまうと、作業後に多額の追加費用を請求されたり、勝手に貴重品などを持ち出したり、大切な遺品を乱暴に扱われるなど、さまざまなトラブルに遭う可能性も。
業者選びで悩んでいる場合は、見積の金額やサービス内容だけでなく、遺品整理士が在籍するかどうかも判断材料にしてみてくださいね。
遺品整理士とは、遺品の仕分け作業や適切な処分、供養までお任せできる遺品整理のプロです。
家族の思い出がたくさん詰まった遺品の整理は、遺品整理士が在籍している業者に依頼しましょう。
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空き家管理やハウスクリーニングなどのオプションも豊富なので、遺品整理のことでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください。
