何でも妥協せず、きっちりとこなしたい完璧主義者。
「家の整理整頓もきちんとしてそう」と思われるかもしれませんが、意外にも完璧主義の人は片付けが苦手な傾向があると言われています。
今回は、完璧主義者は片付けが苦手と言われる理由や解決方法などについて紹介します。
完璧主義者とは？
完璧主義者とは、自分の中に高い目標や理想を持ち、妥協を許さず完璧な状態を求める人のことを言います。
自分にも他人にも厳しい性格ですが、ミスが少なく細かいことにもよく気が付くので、周囲からの信頼は厚いでしょう。
高い理想を掲げることは素晴らしい反面、極端に失敗を恐れたり、他人の評価ばかり気にしてしまったりすることも。
完璧を求めすぎるあまり、自分を追い詰めてしまうこともあるかもしれません。
完璧主義が片付けられない理由
整理整頓なども徹底して行うイメージがある完璧主義者ですが、なぜ片付けが苦手な人が多いと言われているのでしょうか？
一度で完璧に片付けようとする
完璧主義の人は、一度に全てを完璧に片付けようとする傾向があります。
「今日はリビングの片付けを頑張ろう」と思っていても「どうせならキッチンの排水溝や換気扇も徹底的に磨きたい」「そういえばバルコニーの汚れも落としたいんだった」など、自分の中で次々と作業量を増やしてしまうことも。
すると「やっぱりすぐにはできないな」と感じて、全てを後回しにしたくなるのです。
また「片付けする時に、この使わない家電が邪魔だ！」「でも使えるかもしれないから一度動かしてみよう」「やっぱり使えない」「粗大ゴミに出したいけど、すぐには引き取ってもらえない」「今は無理だから、片付けはまた今度」など、頭の中でグルグル考えて疲れてしまうこともあるでしょう。
徹底して準備しないと作業に取り掛かれない
完璧主義の場合、準備も徹底しておかないと作業に取り掛かれないこともあります。
そのため専用の料理グッズや掃除用具などを揃えている人も多く、モノが多くなりやすい傾向があるでしょう。
また、小さいゴミ袋で代用できる程度だとしても「大きいゴミ袋を切らしているので捨てられない」と思ってしまうことも。
他にも「今日は家族がいるから掃除できない」「天気があまり良くないから片付けはやめておこう」など、自分の中で準備やタイミングが完璧でないと、なかなか行動に移せないケースも珍しくありません。
自分にも他人にも厳しすぎる
完璧主義の人は、他人にも厳しくしすぎることがあります。
一緒に住んでいる家族に対しても、自分と同じように「完璧を目指してほしい」と思ってしまうことも。
そのため「なぜ何回も言っているのに、モノが出しっぱなしになっているの？」「せっかくきれいにしたのに、また汚してる！」など、家族の行動が気になってストレスになることもあるでしょう。
たまったストレスを発散するために衝動買いに走ってしまえば、家の中が不必要なモノで溢れてしまい、どんどん悪循環になってしまう可能性も。
完璧主義が片付けをするときに意識したいこと
完璧主義者の中には「片付けが上手くなりたい」と悩んでいる人もいるでしょう。
何でも完璧にしないと気が済まないという人が片付け上手になるためには、どのようなことを意識すれば良いのでしょうか？
片付けの目的を見失わない
まずは、部屋を片付ける本当の目的を見失わないように心がけましょう。
「片付け」はあくまで手段であり、本当の目的は「片付いたキレイな部屋で快適な生活を送ること」のはず。
日々の片付けは1日で終わるものではなく、生きている限りずっと続くもので、生活スタイルが変わればルーティンや必要なモノ自体も変わります。
「片付けをしないと」ではなく「自分が今、どんな生活を送りたいのか」をイメージすることで、片付けに対する考え方が変わってくるかもしれません。
とりあえず手を動かしてみる
頭の中でいろいろ考えるのではなく、とりあえず手を動かしてみるのもおすすめです。
「1日10分気になるところを掃除する」「とりあえず毎日散らかっているものだけ片付ける」など、ちょっとした片付けの習慣を身に付けるように心掛けてみてください。
完璧主義な人にとって最初は難しいかもしれませんが、慣れれば自然とできるようになるでしょう。
片付けを頑張ろうと決めた日も、100点満点ではなく70点くらいを目指すことで、片付けに対するハードルがグッと下がるはずですよ。
片付けができた自分を褒める
少しでも片付けができたら、自分を褒めることも大切なポイント。
「今日はここしか片付けられなかったので失敗…」ではなく、1ヶ所でも片付けができたら「よくやった！」と心の中で声を掛けてみてください。
完璧な状態にこだわりすぎず「今日も10分片付けを頑張った！」「昨日より部屋がキレイ！」など、自分のちょっとした成長を認めることで、少しずつ片付けが上手くなっていくはずですよ。
完璧主義者は一度に全てを片付けようとしたり、細かい部分にまでこだわりすぎたりすることが原因で、なかなか上手く片付けられないケースが多く見られます。
あれこれ考えすぎずにとりあえず手を動かし、少しでもできた自分を褒めることで、片付けに対する苦手意識が薄れていくはずですよ。
「自分ではどうしようもない状態」「どこから手を付けたら良いのか分からない」という場合は、プロにお任せするのも1つの方法。
大阪のPROUD（プラウド）では、ゴミ屋敷清掃や不用品回収、またオプションとしてハウスクリーニングも承っているので、片付けのことでお悩みの方はぜひお気軽にご相談ください！
