昨今は色々なお葬式の形式がございます。
その中で近年選択する方が増えているのが「家族葬」になります。
またコロナの影響もあり今後はもっと増加傾向に向かうと予測されます。
今回はそんな家族葬の流れや料金・メリット・デメリットをご紹介いたします。
メリット・デメリットをしっかりと知ることにより、トラブルや後悔などがなく御葬儀を行えるようにする事が一番大事なことになります。
家族葬って？
そもそも家族葬ってどういうものなのかというと、これといったきっちりとした定義はありませんが、家族・親族など身内を中心に少人数にて行うお葬式のことを言います。
一般的な御葬儀とは違い参列者の範囲を限定的にすることで、親しい間柄のみで行われるために気遣いなどもなく気兼ねなく行えます。
現在家族葬を行う割合は全体の葬儀の中の40%ほどと言われており、年々増加傾向にあります。
では何故家族葬が増えてきているのかと言うと、故人の高年齢化や、核家族の増加などが原因と言われております。
家族葬のメリット
まずは家族葬のメリットの方からご紹介していきたいと思います。
準備期間の手間を大幅に軽減できる
家族葬とは参列者を限定し、家族・親戚など身近な人を集めて行われるため訃報などの連絡もかなりの時間を省略できます。
大切な方を亡くされて大変な時にたくさんの人に急いで連絡をしなくてはいけないということもありません。
ゆっくりと向き合うことができる点では大きなメリットと言えるでしょう。
心身の負担が軽減される
通常の御葬儀ではたくさんの方が参列をしますので、挨拶をしたり、立ち話をしたりなど気を使う場面が多岐にわたります。
それに比べて家族葬では主に身内になりますのでそのあたりの負担は大きく軽減されるでしょう。
故人との時間をゆっくりと過ごせる
一般参列者への対応で時間を取られることもないので、故人との時間をゆっくりと過ごすことができます。
費用も大幅に削減できる
家族葬は式場なども一般に比べ小規模で行えることにより費用を抑えることができます。また返礼品や飲食接待費なども人数が少ない分全体的にも大幅に費用を削減することができるでしょう。
しかし当たり前ですが参列者が少ない分お香典の金額も少なくなりますのでそのことは事前に把握しておきましょう。
家族葬のデメリット
続いては考えられる家族葬のデメリットをご紹介させていただきます。家族葬もいいことばかりではありませんので注意が必要です。
参列したかった人が参列できなかった等の問題
生前にお世話になった等で参列をしたかった方が、葬儀後に訃報を知った場合に残念に思ったり、不満に感じたりする可能性もあります。
故人と生前に親しかった方には予め事前にお伝えしておくことも必要です。またその際に「故人の意向により」家族葬を執り行う理由を説明しておくといいでしょう。
家族葬後の弔問対応の問題
家族葬が終わったあとに、訃報を聞いた方々が自宅に弔問に来られることがございます。
この弔問は不定期に来られる場合がほとんどで、ご対応する親族にはかなりの負担になります。
解決方法としては、家族葬が終わったあとに生前故人と関係があった方には、葬儀は家族葬で済ませたこととや、弔問や香典は遠慮いたしますという内容のご案内を、出来る限りの人に送付する方法があります。
上記のことをしても弔問に来られる方もいるかもしれませんが、いつでも対応できるよう返礼品は自宅にストックしておくといいでしょう。
一般葬と比べて実質の負担額が多くなる可能性
一般葬では参列者が多く、御香典の収入もその分高額になるので葬儀費用と相殺した時にそこまでの実質負担にならない可能性もありますが、家族葬になると御香典の収入が0もしくは少額となりますので実質の葬儀費用負担が一般に比べ高額になる可能性があります。
必ず予算内容を把握した上で葬儀社に見積もりをもらうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか？
今回は家族葬のメリット・デメリットをご紹介させていただきました。
近年増加傾向にある、少人数でアットホームな御葬儀ができる家族葬ですがいい面もあればやはりまだ受け入れていただけない場面などもあります。
しかし事前に知っておくことでトラブルを未然に防ぐことも可能になります。
家族葬をお考えの方はぜに一度参考にしてみてください。
