人間どんな人でも必ず最後の時は訪れてしまいます。
そして自分が亡くなった後、残された家族に少しでも労力や迷惑をかけないために最近ではご自身で生前整理や終活をされる方が非常に増加傾向にあります。
今回はそんな生前整理・終活をどのようにすればいいのか?また最低限これだけはやっておいた方がいい項目をまとめさせていただきました。
生前整理・終活をお考えの方に少しでもお役に立てれば幸いです。
生前整理・終活でやること
生前生理・終活でやっておかなければならない事はいくつかあります。
自身が亡くなった後に家族がスムーズに手続きを行えるように備えておくことが良いでしょう。
資産・財産の整理
生前整理・終活で一番大事と言っても過言ではないのが資産・財産の整理だと思います。
自身が元気なうちにしっかり資産を把握しておくことで、その後の相続の問題に発展することも少なくなるでしょう。
注意しておきたいのが長年入出金のない口座になります。
銀行によっては休眠口座とみなされ、凍結または公益活動の資金に使用されてしまうこともあります。
また近年では仮想通貨・暗号資産などに投資をしている方も多くなってきており、日本の取引所ならまだ対応できる可能性はありますが、海外取引所などに入金している場合は取引所のID・パス・ワンタイム認証コードなどを把握していないと引き出しするのがかなり難しくなってしまうでしょう。
そんな事態を回避するためにも元気なうちに自身の資産を整理しておき、家族に共有しておくことをお勧め致します。
不用品の整理・処分
次はご自宅にある不用品などの整理・処分です。
自身が不用品を処分せずに亡くなってしまった場合、自宅にある全ての物を整理・処分しなくてはならないのは家族たちです。
家族の負担を少しでも減らすために不用品などは早めに処分をしておくといいでしょう。
不用品処分の方法は、
- 不用品回収業者に依頼する
- 生前整理業者に依頼する
- 自治体にゴミとして処分する
- 売れるものはリサイクルショップに売る
お住まいの市区町村にはクリーンセンターなどのゴミを処分できる施設があります。
こちらは基本的にゴミの重さで料金が決まりますが、不用品回収業者よりも安く処分することができるでしょう。
しかし自身でクリーンセンターまで持っていく必要がある為、高齢者には負担になります。
その場合はお子さんなどに手伝ってもえるのであれば手伝ってもらいましょう。
またどうしてもクリーンセンターに持って行くのが難しい場合は少し料金は高くなりますが、生前整理業者や不用品回収業者に依頼することで、搬出から運搬までやってもらうことも可能となります。
また生前整理業者は不用品回収業者と違っている物・いらない物などを一緒に整理してくれるところもあります。
自身では物量が多くどこから手をつけて良いのかわからない場合は一度生前整理業者に依頼してみてもいいでしょう。
自身の今の状況を考慮してどう処分するか一度考えてみてください。
葬儀・お墓について
もしも亡くなってからの葬式やお墓についての希望があるのであれば必ず伝えておくか、エンディングノート・遺言書などに記しておきましょう。
一番いいのは元気なうちに家族と直接話し合うことをお勧め致します。
遺言書の準備
上記全てを行なっていたとしても、相続に関してはきっちりと遺言書を残しておくといいでしょう。
また生前には直接言いずらかった人に対しても絶対の効力を発揮しますので、直接伝えて言い争いを避けることにも繋がります。
しかし一番良いのはやはり元気なうちに直接家族に伝えれるのであればそれに越したことはありません。
まとめ
生前整理や終活は決して強制的にやらなければならないことではありません。
しかし、残されたご遺族の負担を少しでも減らしてあげたいのであれば元気なうちにやっておくことをおすすめ致します。
やることが多すぎてわからない。。
という方もご安心ください。
まずは一つ一つ丁寧に時間をかけて行なってみてください。
こうした情報を知って状況を整えることが最も大事なことだと思います。