ゴミ屋敷に住んでいる人は、女性の割合が多いと言われています。
「ゴミ屋敷の住人ということは、だらしない人なの？」と思われるかもしれませんが、そうとも限りません。
今回は、女性がゴミ屋敷になりやすいと言われる理由について紹介します。
ゴミ屋敷に住むのは女性が多いのはなぜ？
ゴミ屋敷の住人と聞くと「掃除が苦手な人がゴミ屋敷になるのでは？」「だらしない性格で生活力がなさそう」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、家がゴミ屋敷化しやすいのはキャリアを積んでバリバリ働いている女性や、真面目な性格の女性が多いと言われています。
家がゴミ屋敷状態になってしまう背景には、その人の性格だけでなく、さまざまな事情やストレスなどが隠されていることも。
それでは、女性の方がゴミ屋敷になりやすいと言われる理由についてチェックしてみましょう。
仕事が忙しすぎる
仕事が忙しすぎる女性は、自分の日常生活まで手が回らなくなってしまうこともあります。
たとえば、仕事が終わるとスーパーやコンビニでお弁当などを買って帰り、食べたあとは容器を片付ける気力や余裕もないケースなどが考えられるでしょう。
次の日も朝から仕事で、片付けたりゴミを出したりする時間も確保できず「また今度やろう」と、どんどんため込んでしまううちにゴミ屋敷化してしまうのです。
特にゴミ屋敷になりやすいのは、医師や看護師などの医療従事者や介護士、弁護士、教師など、人の人生や命に関わったり、高い専門性が求められたりする職業に就いている人に多いと言われています。
「仕事で精神をすり減らしている」「周囲に弱音を吐いたり相談したりしにくい」と感じている人は、ゴミ屋敷化する前に環境を変えたり、根本的な問題を見つめ直すことが大切です。
買い物依存症になっている
「趣味はショッピング」「ネットサーフィンでトレンドをチェックするのが好き」という女性は多いもの。
しかし、買い物がやめられなくなったり、自分の意思ではどうにもできないほど衝動買いを繰り返したりしていると、家にモノが溢れてゴミ屋敷になってしまいます。
過剰にモノを購入してしまう状態を「買い物依存症」と呼び、場合によっては精神科などで医師の診察が必要なケースも。
買い物依存症になりやすいのは、真面目な性格の人や自分に自信がない人、プライドが高くブランド物を持つことで自分に価値を感じようとする人などが挙げられます。
「買い物することでストレスを発散している」「買うだけ買って、あとで後悔することが多い」という女性は、買い物に依存しすぎていないか一度振り返ってみましょう。
地域のゴミ捨てルールになじめない
新しい土地に引っ越したあと、地域のゴミ捨てルールになじめず、ゴミ屋敷になってしまうパターンもあります。
以前住んでいた場所よりゴミ捨てのルールが細かく決められていたり、厳しかったりすると、ルールについていけずゴミをため込んでしまうこともあるでしょう。
また、ゴミ屋敷になるのは単身の人が多いイメージがあるかもしれませんが、家庭を持っている人の家がゴミ屋敷化してしまうことも。
子どもがいる場合、小さい頃からゴミに囲まれた生活をしていると「家の中が散らかっているのが当たり前」の環境で育つことになります。
カビやハウスダストによる病気のリスクが高くなったり、学校でいじめにあったりする可能性もあり、虐待と言われても仕方ありません。
新しい場所では何かとストレスを感じたり、ゴミの捨て方を覚えるまでに時間がかかったりするかもしれませんが、自分や家族の健康を守るためにも、地域のルールになじむ努力が大切です。
モノを捨てられない
「捨てるのはもったいない」「いつか使うかもしれない」という気持ちが強く、モノを捨てられない性格の女性も、ゴミ屋敷になりやすい特徴に当てはまります。
モノを大切にするのは素晴らしい心掛けですが、中には大量の空き箱や包装紙、もう着られないような古い洋服、腐敗している食べ残しなど、明らかに不必要なものまでため込んでしまう人も。
使う予定がないモノまで残していると、いつの間にか家中に足の踏み場がないほどゴミが散乱してしまうかもしれません。
ため込んだモノは結局使わないことがほとんどなので、思い切って処分することも大切です。
ゴミ屋敷に住む女性は不潔、不真面目というわけではなく、さまざまなストレスや事情を抱えていることがあります。
家庭をもっている女性が、ゴミ屋敷になってしまうことも珍しくありません。
「自分では片付けられない」「今の状態をどうにかしたい」とお悩みの人は、清掃業者への依頼も検討してみるのも1つの方法です。
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