故人との思い出が詰まった遺品を整理するには、どうしても時間がかかってしまうと言われています。
「遺品整理にはどれくらいの期間が必要？」「短期間で終わらせる方法ってあるの？」と考えている人もいるかもしれません。
今回は遺品整理にどれくらいの時間がかかるのか、またできるだけ短期間で終わらせる方法についても紹介します。
遺品整理にはどれくらいの期間が必要？
遺品整理にかかる期間は、遺品の量、作業できる人数、自宅と故人が住んでいた家との距離などによって大きく変わってきます。
一概に「このくらいの期間が必要」とは言えませんが、ざっくりと1人暮らしのワンルームは1週間程度、1軒家は1ヶ月程度かかると思っておきましょう。
「週末だけ片付けに行く」「月に1回くらいしか整理に行けない」という場合は、1年以上かかるケースも珍しくありません。
また、一見物量が少ないように見えても、クローゼットや押し入れなどの中に想像以上の荷物が入っていることも。
そのため、実際に遺品整理に取り掛かってから「思ったように作業が進まない」ということもあるでしょう。
遺品整理を短期間で終わらせるべきケースとは？
遺品を整理しながら故人と向き合うことで、現実を受け入れたり、大切な思い出を振り返ったりすることができます。
しかし、場合によっては遺品整理にじっくり時間をかけられないことも。
遺品整理を短期間で終わらせるべきケースとは、一体どのような場合なのでしょうか？
賃貸の退去日が迫っている
故人が賃貸に住んでいた場合、決められた日までに退去しなければいけません。
お金に余裕があれば家賃を支払い続けて、ゆっくり作業に取り掛かることもできますが、そのためには部屋のオーナーとの話し合いも必要になります。
解約手続きなども行わなければいけないので、遺品を整理するときに契約書などの重要書類も探しておきましょう。
気持ちの整理をしたい
遺品整理に早めに取り掛かるのは、気持ちの整理をするためにも大切なことです。
葬儀までは何かと忙しく遺品のことまで手が回りませんが、故人が極楽浄土へと旅立つ四十九日の法要までには、遺品整理を済ませておくべきだと言われています。
四十九日は家族や親戚も集まりやすいので、遺品整理をしたあとに形見分けも行いやすいでしょう。
ただし、遺品に向き合えないほど深い悲しみを抱えたまま整理をするのは、精神的な負担が大きすぎます。
無理して整理しても中途半端に終わってしまったり、心のバランスを崩してしまったりすることもあるので、特別急ぐ必要がなければ、時間をおいてから作業に取り掛かるのも1つの選択肢です。
相続税の申告がある
相続税の申告がある場合は、遺品整理をできるだけ短期間で終わらせる必要があるでしょう。
相続税申告書の提出期限は、被相続人が死亡したことを知った日の翌日から10ヶ月以内と決められています。
土地や預貯金、不動産、株式、車、骨董品などが課税対象になり、申告期限を過ぎると無申告加算税や延滞税などが発生することも。
ちなみに相続放棄する場合は、自分への相続の開始があったことを知ってから3ヶ月までに手続きをする必要があります。
手続きのために書類なども準備しなければいけないので、相続の対象になる財産がある場合は早めに整理しておきましょう。
遺品整理を短期間で終わらせる方法は？
遺品整理をすると心が整理されるだけでなく、相続などのトラブルを防ぐこともできるので、できるだけ短期間で終わらせるのがおすすめです。
ここでは、遺品整理をスムーズに終わらせる方法をチェックしてみましょう。
事前に計画を立てて取り掛かる
遺品整理をできるだけ短期間で終わらせるには、事前に計画を立てておくことが大切です。
亡くなったあとの各種手続きを終えたら、遺品整理をする日程を決めましょう。
「全体を1週間で終わらせる」「1部屋を1日で終わらせる」など、終わらせる日を設定してそこから逆算し、具体的な目標を立てることで、ダラダラすることなく整理に取り掛かることができるはずです。
計画の中に予備日も組み込んでおくと、急な予定変更や進捗状況に合わせて対応しやすいでしょう。
人手を確保する
勝手に遺品整理を始めると親族や相続人の間でトラブルになる可能性もあるので、事前に話し合い、できるだけ人数を確保して取り掛かることも重要です。
人手が確保できると、遺品整理にかかる期間も短くすることができるでしょう。
「荷物を運び出す人」「仕分ける人」「処分品を車で運搬する人」など、役割分担をするとスムーズに効率良く整理できるはずですよ。
遺品整理業者に依頼する
遺品整理業者のサービスを利用すれば、短期間で遺品整理が終わります。
費用はかかりますが、体力的にも精神的にも負担なく遺品整理が完了するので、利用者は年々増加しています。
業者によっては、遺品のお焚き上げ供養やハウスクリーニングなどのオプションサービスが充実しているところも。
「遠方に住んでいて、退去日までに整理が終わりそうにない」「足腰が弱く、自分で遺品整理をするのが難しい」という場合は、遺品整理業者に委託することも検討してみてはいかがでしょうか？
物量や人手によっても変わってきますが、自分で遺品整理をするにはどうしても時間がかかってしまうもの。
しかし、賃貸の退去日が近かったり、相続税の申告があったりすると、できるだけ早く片付ける必要があります。
「自分で遺品を処分するのは抵抗がある」「遠方に住んでいて、時間も人手も確保できない」という場合は、プロの遺品整理業者に依頼するのも1つの方法です。
大阪の遺品整理PROUD（プラウド）は、ご遺族の方に寄り添いながら、心を込めて大切な遺品を整理することをお約束しています。
お見積りは完全無料なので、遺品整理のことでお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。
