生前整理を進めていると、たくさんの不用品が出てきます。
まだ使えるものや趣味のコレクション、状態が良い洋服やアクセサリーなどは、フリマアプリに出品してみるという手もありますよ。
今回は生前整理や遺品整理で不要になったものをフリマアプリで売るコツや、利用時の注意点などについて紹介します。
フリマアプリとは？
フリマアプリとは、オンライン上でフリーマーケットのように個人間で取引ができる、主にスマートフォン向けのサービスです。
中古品が取引されることが多く、誰でも簡単に商品を売買できることもあって、近年では若者だけでなくシニア世代に利用されるケースも増えています。
「個人情報などを知られるのが不安」「本当に安全に取引できるの？」という人もいるかもしれませんが、匿名配送サービスや決済代行サービスなど、ユーザーが安心して利用できる機能も充実していますよ。
生前整理でフリマアプリが注目される理由
生前整理でフリマアプリが注目される理由には、シニア世代の「楽しみ」や「やりがい」につながっていることがあげられます。
不用品の売買を通して他のユーザーとやり取りをしたり、手間をかけて発送作業をしたりすることによって、社会とのつながりを感じられるところが魅力になっているとのこと。
また不用品を売ってお金を得ることで、お得感や達成感が得られるところも注目される理由の1つです。
フリマアプリで商品を売るコツ
日々たくさんの商品が出品されているフリマアプリ。
ここでは、数ある商品の中から選んでもらうために意識したいポイントを紹介します。
商品写真をキレイに撮影する
まず、商品写真をキレイに撮影することを心がけましょう。
多くの商品の中から選んでもらうためには、印象が良い写真で目を引くことが大切です。
出品するアイテムの色味が変わらないように自然光の中で写真を撮ったり、商品全体のイメージが分かるような撮り方を意識したりしてみましょう。
丁寧に商品説明を書いておく
商品説明はできるだけ詳しく、丁寧に書くようにしましょう。
商品のサイズや重さ、キズや汚れがある場合にもきちんと明記します。
「キズがあると売れないかも…」と思って何も書かずに出品してしまうと、取引後にクレームなどのトラブルにつながる可能性も。
商品の状態だけでなく「〇年〇月に購入しました」「〇〇のような使い方もできます」など、詳しい情報や使い方などを記載しておくと、より好印象を与えられるでしょう。
商品をできる限りキレイな状態にする
出品する商品は、できるだけキレイな状態にしておきましょう。
汚れやホコリがついたままだと、本来高値がつくはずの商品であっても、なかなか売れない可能性があります。
お手入れ方法を確認して、きちんとメンテナンスすることで商品が売れやすくなるはずですよ。
説明書などの付属品や外箱、パッケージなどが残っている場合は、セットにすることでさらに価値が高くなるかもしれません。
売れやすいアイテムを出品する
フリマアプリで売れやすいアイテムを出品するのも大切なポイント。
たとえば年代物のおもちゃや漫画、レコードなどはコレクターが多く、状態が良いものには思わぬ高値がつく可能性があります。
ほかにもファッションアイテムや限定品、家電、アイドル・アーティスト関連のグッズなどは売れやすい傾向があるようです。
フリマアプリ利用時に注意したいポイント
フリマアプリは誰でも気軽に利用できる人気のサービスです。
しかし利用時にはいくつか注意しておきたいポイントもあるので、事前に確認しておきましょう。
準備や発送に手間がかかる
フリマアプリでは商品写真を撮影して説明文を書いたり、商品が売れたあとに梱包や発送をしたりする必要があります。
また購入希望者の質問に答えたり、値下げ交渉に応じたりすることもあるでしょう。
そのため時間に余裕がない人や発送作業に手間をかけるのが面倒に感じられる人は、フリマアプリの利用に向いていないかもしれません。
手数料がかかる
フリマアプリに登録したり出品したりするのは無料ですが、取引が成立したときに商品の代金に応じた手数料が発生します。
そのため値段を低く設定すると利益がほとんど出なかったり、商品によっては送料の方が高くついてしまったりする可能性もあるでしょう。
クレームなどのトラブルが起きることも
「購入した商品が汚れている」「商品が届かない」など、クレームやトラブルが起こる可能性もあります。
フリマアプリでの売買はあくまで個人間で行われるものなので、運営会社が必ずしも仲裁に入ってくれるとは限りません。
メッセージのやり取りや発送予定日が遅れてもクレームにつながることもあり、こまめな対応が難しい場合は悪い評価をつけられることもあるでしょう。
売れ残ると生前整理が進まない
フリマアプリに出品したものが売れ残ると、生前整理が進まなくなってしまうことも。
出品した商品は、どれもすぐに売れるとは限りません。
「いつか売れるかもしれない」と手元に残し続けるのはなく、「〇日までに売れなかったら出品を取り下げて処分しよう」と期限を決めておくと良いでしょう。
生前整理や遺品整理で不要になったものをフリマアプリに出品すると、思いがけない臨時収入が期待できるかもしれません。
しかしクレームなどのトラブルが起こったり、出品や発送準備に手間がかかったりするほか、売れ残ってしまった場合はなかなか生前整理が進まないことも。
「不用品をすぐに処分したい」「まとめて買い取って欲しい」という場合には、プロの業者を利用するのがおすすめです。
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